皮膚は人体最大の臓器・知っておきたい役割(その2)

いつもブログを読んでいただき
ありがとうございます!

今回の心と身体の健康情報は
「皮膚は人体最大の
臓器・知っておきたい
役割(その2)」
です。


一般的に知られている
皮膚の役割としては、
次の6つのはたらきがあり、
先週お伝えしました。させていただきました

①保護作用
②分泌作用
③体温調節作用
④貯蓄作用
⑤排泄作用
⑥知覚作用


この6つの働きだけでも、
かなりスゴイと思いますが、
皮膚にはこの働き以外に、

⑦光や色を感知する

⑧香りを感じる

⑨音が聞こえる

といった、私たちの想像を
超える働きをしているようです!

桜美林大学教授の山口創著
「皮膚は心を持っていた」を
一部抜粋してお伝えします。




まず⑦
「光や色を感知する」
です。


人間は
目隠しをしていても、
赤い部屋と青い部屋では、
脈拍や血圧に変化が出る
とのこと。




皮膚自体が
「赤は温かみがある」
「青は冷たい」
ということを感じとっているようです。


目の網膜には色を感知する
オプシンというタンパク質が
ありますが、皮膚にもある
ことが分かっているそうで、

だから、目で見なくても、
肌で色を感知しているようです!



さらに、
傷口に赤い光を当てると
治りが早くなったり、
ニキビに青い光を当てると
治りが早くなったりする
そうです!


私たちは、無意識ですが、
皮膚は色に影響を受けているようです。


これは私の推測ですが、
パジャマなど、寝具は暖色系の
色の方が、睡眠の質が深くなると思います!




次に⑧
「音が聞こえる」
です。


これは、多くの人が経験
していると思います。

代表的な実例が、
生のライブとライブDVDでは、
全く違いますよね。




皮膚など全身からその場の空気や
音を感じ取っているからです。

また、花火の音や、和太鼓の音など
もそうだと思います。


実は皮膚は耳では聞こえない
可聴帯域外の音も聞くことが
できるそうで、
耳から聞くことができる
空気振動の周波数は
20ヘルツ~20キロヘルツですが、
それ以外の周波数は皮膚が
聞いているそうです。


具体的には、
超音波(風の音、潮騒の音、
楽器が奏でる音など)や、
低周波音(雪崩、地震、
台風などの自然災害の
音やステレオ、エアコンなどの
電化製品の音など)を聞いている
とのこと。


山口教授によると、
「皮膚の役割は振動を受容
するための器官、振動受容器と
言えるのかもしれない。
皮膚は振動する臓器なのだ」
と言っています。



話は少しそれますが、
CDやインターネット配信
されているデジタルサウンドは
超音波がカットされていて、
聞いていると疲れると言われています。

一方、レコードなどの
アナログサウンドは、
超音波が入っているので、
音がマイルドで臨場感があるため、
聞いていてもレコードの方が
何故か心を動かされるという人が
多いとのことです。

きっと、レコードの方が皮膚に合うのですね!



次に⑨
「香りを感じる」
です。

これは、以前、TV番組
「カズレーザーと学ぶ」で
放映されていたものですが、

ドイツのルール大学ボーフム校の
研究チームによって行われた
白檀(サンダルウッド)の香りを
皮膚で感じると、傷の治りが
早くなるという、実験結果を
紹介していました。

香りを鼻ではなく、皮膚細胞が
感じることで再生能力を高める
ようです!



以上、先週に続き、9つの皮膚の働きについて
お伝えしました。


私たちは当たり前のものは、
あまり意識せずに
特別感もなく、過ごしています。


皮膚も当たり前にあるので、
特別感もなく、
ただ「ある」という感覚で
過ごしてしまいますが、

皮膚は第2の脳であるいう
視点で見ると、
皮膚に感謝する気持ちや、
もっと大切にしようという
気持ちがさらに湧くのでは
ないでしょうか😊


来週は皮膚・肌に触れることで、
幸せホルモンが分泌され、心や
メンタルが変化するということについて、
お伝えします。