心と身体の健康情報(なぜ深呼吸が身体にいいのか??(その3))

いつもブログを読んでくださり、
ありがとうございます。

今回の心と身体の健康情報は
「なぜ深呼吸が身体にいいのか??(その3)」です。

呼吸に関する情報を3週にわたり、お伝えしていますが、
調べれば調べるほど、呼吸は大切なんだな~と思っています。


今回は、「ミトコンドリア」のお話です。

ミトコンドリアって、聞いたことがあると思います。

きっと理科の授業で習ったと思いますが、よく分からない方もいらっしゃると
思います。

私もそうでしたが、調べると、かなり重要なモノです!

ミトコンドリアというのは、私たち人体の細胞内にある小器官です。

この小器官は、私たちの1つの細胞に300個~多いところで1000個以上存在し、
何と体重の約1割を占めているという情報もあります。


※画像はネットからお借りしました





で、何をするかというと、

細胞を動かすエンジンの役割を果たしています。

ミトコンドリアは、細胞の活動エネルギーとなるATP(アデノシン3リン酸)を合成します。

このATPにより、腕を動かしたり、歩いたり、考えたり、私たちが活動することができます。

また、免疫細胞もミトコンドリアが生産するATPをエネルギーとして働くため、
免疫力もミトコンドリアが不可欠です。


つまり、ミトコンドリアのお陰で、各細胞が働くことができ、生命が維持されます!


では、この生命維持に欠かせないミトコンドリアさんが働く重要なものが
「酸素」と「温かさ」なんです。

逆に言えば、「酸欠状態」と「身体の冷え」がミトコンドリアの働きが
悪くなります。
免疫学のエキスパートである故安保徹先生の著書「安保徹のやさしい解体新書」には、

「ミトコンドリアの機能が低下していくと、
病気やけがが治りにくく老化が進んでいきます」

「がん細胞の中ではミトコンドリアの機能が低下しています」

と記載されています。






ミトコンドリアが十分働くためには、
「酸素」と「温かさ」

つまり、深呼吸が大切ということになります。


現代人は、呼吸が浅く、さらにマスク生活も重なり、
とにかく酸欠状態にあると、整体をさせていただいていると実感しています。


さらに、現代人は呼吸が浅く、とくに吐く力が弱くて、
吸った息の3割程度が体内に残っているそうです。

このため、新鮮ではない酸素をミトコンドリアが利用するため、機能が落ちると言われています。

私が通っているヨガの先生は、
「とにかく息を吐きましょう!」
と言っています。




深く息を吸い、ゆっくり息を吐くことで、
大量のフレッシュな酸素が体内に入るので、
ミトコンドリアの活動が活性化し、細胞が元気になります。


また、深呼吸で横隔膜を動かすことで、内臓マッサージになり、血流がよくなります。

さらに、みぞおち付近にある自律神経の束が横隔膜の運動により刺激されるため、自律神経が整うことで、「冷え」の改善にも繋がります。


呼吸は意識しなくても、当たり前にできるため、そんなに重要という発想になりにくいですが、
実は深呼吸するだけで、健康になる、元気になるんですね😊


少しでも参考になれば幸いです😊